あっつい

批判をするのは簡単なんです。人に悪いところがあり、それを指摘して直せ、直せないならお前は駄目だ、なんて追い詰めるのは最悪のパターンです。
ではどうしたらいいのかと。例えば自分なりの具体的な解決策を提示すればいい。その方法が理に叶って適切であれば、大抵の人は模倣します。全ての物事の習得は、模倣から始まりますから、そのきっかけを無理なく与えれることになります。
しかしながら、このことを踏まえても、大きな間違いを冒すことがあります。それは厳しさの押し付けです。人には、各個人に能力の限界が存在します。その限界点を越えた要求があった場合、個人はもちろん応答を完了しきれません。そこでもっとできるはずだ、努力が足りない、というやらなかったから出来なかったという論理を展開するのは非常に危険です。何故なら、という理由はいくつかあります。まず、本人は自分の出来る範囲で応答への尽力をしての結果であるのに、努力論を唱えることによりその過程の努力を丸ごと否定する印象を与えることになります。またその努力の押し付けは要求となり追加され、「二重の要求」となりますます応答は困難を極めます。

続きは明日